書道は修正ができないため、一つの作品を書くのに集中力と安定した姿勢と脱力が大切。また書道パフォーマンスの場合は、踊りながら、リズムに乗りながらカラダ全体を使って、また中腰で書くため、柔軟のある下半身も大切になる。一般的な書道も座った姿勢はもちろん、大き目の作品などは書道パフォーマンス同様、腰と膝に負担がかかりやすい。
書道パフォーマンス
踊りながら、リズムに乗りながら、また少し武道の要素なども混ぜながら、カラダ全体を使って書く、それだけの体力、ブレない体幹、集中力が必要。袴をつけて書くことも多いので、それなりの所作を身につけることも大切。中腰が基本のキツイ体勢は、太腿だけで支えず下半身を自由に動かせる状態にしておくと、躍動感などを伝えやすく、ブレにくい。
ココチラボでは、柔軟な下半身を作るため、股関節、膝、足首の抜きを身につける。立ち座りの時に姿勢を崩さず、膝に負荷をかけず、サッと立てる、すぐにスタンバイできる動きを身につける。下半身に無駄な力が入らないと上半身も柔らかくなり、カラダの軸で書けるようになる。
一般的な書道
安定した姿勢が保てるかどうかが、安定した字をかけるかどうかにつながる。姿勢が安定しないと上半身、特に腕などに力みが入りやすく、コントロールしにくくなる。特に古筆などは字粒が小さいので姿勢が悪くなりがち。頭の傾けすぎに注意する。
ココチラボでは骨盤から頭にかけての軸を合わせる練習を主軸に置く。その軸に肩甲骨を置き、そこに腕を置いたまま、筆運びを練習する。その状態だと肩の力を抜きやすくなる。力まず、脇を締めず、肩甲骨から腕、手首、指までをつなげると、位置をキープしやすいため、綺麗な字が書きやすい。「角度」と「速度」「線質」を維持するのには力の抜き感が大事。