【企業トレーニングコース:2020年8月から】
ひどい腰痛から姿勢の大切さを改めて実感した、介護職員初任者研修の講師でもあり、デイサービスで施設長を務める東住吉介護センターの山口さんにお話を伺いました。
ひどい腰痛の時に社長の勧めで先生のところに
腰痛がひどくて歩く時にも痛みを伴って動けないくらいになってきてて、結構痛いのを我慢していたので急にヘルニアのような痛みが出て来て、めちゃ痛かったですね。外科を受診しようと思ったんですが、社長の勧めで先生のとこに寄せてもらいました。
腰痛は介護の仕事のせいだと思っていた
腰痛の原因は自分の生活の中で作ってたことに気づいた
先生と話しして分かったのは、仕事の姿勢もありますが、リラックスしてると思ってた体勢がカラダの捩れの元になってたことですね。腰痛の元に。ソファで寝転がって、片足を背もたれの方に上げて、自分ではリラックスしてるつもりでした。パソコンでYouTube編集しながらテレビを見る、パソコンは右で、テレビは左、常にねじれてましたね。あと普通に座る時も、右足だけ折りたたんでるのが基本スタイル。両足ついてない。ずっとその体勢で。歪みの原因を自分で作ってましたね。今はだいぶ意識しています。
正しい姿勢を意識できるようになった
自分では姿勢を気をつけていた「つもり」
前の姿勢が悪かったというのは今はわかりますね。前は全然。むしろちゃんと顎引いてあまり悪い印象を与えない姿勢というか、それは思ってたんですけども。自分ではやってるつもりでしたね。全然あかんかった。なのでびっくりしました。俺、こんなんなん?みたいな。先生にいつも「泥棒さんみたい」と言われてましたけど、完全に猫背、前の姿勢が、もう、こんなんでよう歩いてたなと思うくらい。
常に姿勢を意識するようになった
とにかく日々の姿勢を常に気にするようになりましたね。あとはできるだけじっとしないように体を動かすようになりました。で、姿勢、歩き方を変えるだけでも、あの、なんか、見られている感じゃないですけど、歩く時も常に姿勢を気にしながら歩くようになりました。大事なことなんやなということに気づきましたね。
人が気づいてくれると嬉しい
今はあんた姿勢ようなったなっていうのはよう言われます。母親によう言われますね、たまに会ったりすると。あと職場でも言われますね。人に言われると実感しますよね。とにかく日々メンテナンスして、姿勢よく、健康になりたい!若々しく(笑)!健康な体を維持したい!やりたいことをやり続けたい、畑するにも下半身いるし、仕事もプライベートも充実させたいですね。
姿勢の大切さを介護の世界で伝えていきたい
介護は「力を使わなくてはいけない」という思い込み
基本、やっぱ介護は「力を使わなくてはいけない」というイメージが結構あるんですけど、ボディメカニクスとか体重移動、腰に負担がかかるような介護とかするときに姿勢は大事と思いましたね。介護での体勢、気をつけなくていけないこととか、最初の資格の時に教えてもらって聞いてるけど、実際にやり出すとそんなこと全然覚えてないので、結局力任せにやって腰をいわすっていうパターンが一番多いですね。
腰痛を抱えて働く現状
腰痛抱えるのが7割、腰痛が原因でやめていくのがその中で3割って、もったいないことですよね。国もそういう腰痛予防というのの事業として、介護職員、介護人材を続けさせていくというので、やってますね。厚労省がやってますね。介護やるときに、こういうことを必ず教えないといけない。決まりがありますけど、最初はその重要性がわからないです、絶対わからないです。痛めて初めてわかると思います。
もっと楽に仕事ができるカラダを作りたい
まだ自分は介護技術とかはある方やとは思ってんたんですけど、先生に姿勢のことととかを教えてもらってると全然出来てないことに気づきました。下半身を使うという部分では、体硬いままやとできへんなと感じますね。先生に下半身強化してもらいたいと最近言ってるのはその辺のが大きいですね。下半身をしっかり使えたら、腰も使わず、安楽な介護ができるんちゃうかなと思います。自分の次のステージみたいな(笑)
古武術式介護とカラダの大切さを伝えたい
古武術を教えていただいてて、結構古武術式介護というのは割と出てくる、僕の中では割りと主流じゃないですけど、知っとかないといけない技術かなと思うので、いま実際(介護職員初任者研修の)講師として教えていく中で、知識も深めて行きたいですね。これから介護学ぶ人に古武術式介護というのがボディメカニクスとかにつながってるというのを知ってもらいたいなと思います。
<企業のご紹介>
訪問介護、機能訓練型デイサービス、ナイトデイサービス、高齢者入居施設などを運営する「東住吉介護センター」さま。利用者のことはもちろん、働くスタッフの環境や健康をとても大切に考えておられます。長く勤めておられる方が多いのも納得のステキな会社です。
http://hscc.co.jp
介護の世界で働いておられる方は、「人のために」の気持ちが強く、ついつい自分のことを後回しにされる方も多いと感じています。
介護にはもちろん技術も知識も必要ですが、それを使いこなす普段のカラダが基本になります。カラダを痛めてしまっては、仕事だけでなく生活にも影響します。
Yさんは「姿勢の意識」「日常生活の改善」「基礎運動」などに真摯に取り組まれ、基本になるカラダの土台をしっかりと作っていってもらっています。
うちで指導している内容はボディメカニクスの基礎となるものですので、現場で使いこなせるように、よりカラダの負担のないものを一緒に作り上げていけたらと思います。
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